トピアリーの剪定
イングリッシュガーデンは冬に地上部の無くなる宿根草と樹木もどちらかというと落葉樹を主体とした庭ですので、冬場はどうしても寂しくなります。
そんな冬のガーデンで存在感を現すのが、青々とした常緑の生垣とトピアリー(人工的に刈り込んだ樹木)です。当園ではヒノキの仲間で「レイランディー」という品種を使用しています。刈り込むほどに葉が密になりきれいな生垣やトピアリーになります。
「刈り込む」というと大きな刈り込みハサミでジョキジョキと刈るイメージですが、このレイランディーを含めた常緑樹は切り口がどうしても茶色くなってしまします。それを最小限に抑えるため春〜秋は伸びた枝葉だけを一つ一つ切っていきます。かなり根気が要ります↓
冬だけは比較的茶色くならないため、トリマーでの刈込も行っています。これはスムーズですね。↓
ご来園の際は花だけでなくこのような刈り込みの樹木にも注目してみてください。
落ち葉の季節です
このところグッと冷え込んで、秋も終わり冬が来たと感じる今日この頃です。落葉樹が多いイングリッシュガーデンですが、木の種類が多いためなかなか一度に紅葉(黄葉)することが無く、色付いているものやもう既に葉が無い木などまちまちです。
このところの冷え込みと先日風が強かったこともあり、落葉がさらに進んできました。この落ち葉掃除がなかなか大変で、ガーデナーや設備スタッフにも協力してもらい毎日せっせと落ち葉掃除をしています。
スタンダードな竹ぼうきも使用しますが、
広いガーデンでは機械も活躍しています。
機械の方が断然簡単のように思えますが、集める力の強いエンジンバキュームは結構重く(約5kg)男性スタッフでないとなかなか大変です。
ガーデンシーズン突入です
イングリッシュガーデンに春を告げるすいせんが咲き、すいせん祭りが始ると、ガーデナーにとって最も忙しい時期の始まりです。これからガーデンが最も華やかになり、お客様も多いゴールデンウイークから初夏に向けての準備を行います。
イングリッシュガーデンはバラや宿根草主体の庭ですので、花のピークは5月下旬〜6月になりますが、やはりお客様の多いゴールデンウイークに花が少ないとさみしいということで、これから次々に花苗を植えていきます。
しかしその前にまずは地拵えから、ということでやや株が古くなった花壇の植物を一度抜き取り、地面を耕していきます。
また本格的なシーズン突入に先駆けて、池では枯葉や夏に広がる藻を取り除いていきます。
華やかなガーデン作りもまずは地味な作業からというところでしょうか。